それが本当の問題?問題の根本は別にある
こんにちは、Mr.Tです。
FXや株式投資などのトレードに限らず、いろんなことで問題は起こります。
あなたが抱えている問題もたくさんあるでしょう。
でも、ちょっと待ってください。
それが本当の問題なのか?…立ち止まって考えましたか?
人は思いこみで本当の問題ではないことを重大問題と考えてしまいがちです。
例えば、トレードをしている人で
「チャートのパターンが覚えられなくて勝てない!」
と悩んでいる人がいたとしましょう。
もちろんトレードをする目的は、勝って利益を得ること、ですよね。
この人の大前提はこうです。
- チャートのパターンを覚えればトレードで勝てる
- チャートにはパターンが存在する
- チャートのパターンは記憶できる
他にももっとあるかもしれませんが、最低でもこの3つはあるでしょう。
この前提はすべて正しいのでしょうか?
一つでも間違っていたら、問題の立て方が間違っていることになります。
これが「前提を確かめる」ということです。
この例でいうと、上の2つもかなりあやしいですが、
3番目は完全に間違っています。
チャートのパターンは人間には記憶できません。
だから自動売買ツールなどでは機械に学習させるのです。
数が膨大すぎるということと、確かめる条件がありすぎるのです。
このように前提が崩れてしまうと、
「トレードで勝つ」という目的を果たすために
「チャートパターンが覚えられない」という問題で悩むことは
まったくのナンセンスということになってしまいます。
チャートパターンを必死に覚えようとする努力は
まったく実らないわけです。問題を解決できないのです。
この例に限らず、人間はともすると
思い込みによって問題の解決策や問題そのものを
間違って考えてしまうことがよくあります。
目的は何なのか?問題は何なのか?を分析し、
その前提になっていることを確かめてから行動しないと、
そこから先の行動のすべてが無駄になってしまいます。