トレードから感情を排除！人間の持つ理性をフル活用する

こんにちは、Mr.Tです。

FXや株式投資といったトレードでは、感情の要素を排除することが大事だと言われます。確かに、「利益を少しでも多く出したい！」「損失はできるだけ出したくない！」という当たり前の心境そのままにトレードを行ってしまって失敗を経験した人は少なくないでしょう。

 損失を出したくない、という感情は誰でも当たり前に持っているでしょうから、これに正直にしたがってしまうとロスカット（損切り）できません。そうなると、含み損が大きくなってしまって、損失が膨大に膨れ上がってしまうこともよく起こってしまいます。

少しでも儲けられるチャンスを逃したくない、という気持ちも当然にあるでしょうから、これに正直にしたがってしまうと、「飛び乗り」をしてしまいます。ぐんぐん上昇しているような状況で、「まだまだ上がるに違いない」と考えて買ってしまうのです。たいてい、こういうケースでは自分が買ったとたんに上昇が止まり、大きく下げてしまって損失を抱えることになってしまいます。

頭ではこういうことはわかっていても、「損切りしよう！」とか「飛び乗りはしないぞ！」と心に決めてみたところで、同じ状況に出くわすと同じ事をしてしまいます。それが人間というものです。

人間には理性があります。理性は感情よりも上位にあるとされています。つまり、理性の力で感情（欲望）を制御できるということです。人間には理性があるからこそ、社会が安定しているわけです。欲望のままに誰もが生活していたら、犯罪だらけの社会になってしまいます。

トレードでも、この理性の力を使って感情（欲望）をコントロールすべきなのです。ただ、理性はとっさの判断のときに働かせることはなかなか難しいのです。状況によって臨機応変に判断を下すトレードの場合には、その場で理性を働かせて正しい判断をすることは困難です。

そこで、トレード開始前に可能な限りの戦略的判断をあらかじめ行っておくべきでしょう。将棋のプロが何手も先まで読んで、それから一手を打つように。あらかじめ様々なケースを想定して理性を使って考えておくことで、感情の暴走によって大きな損失を被ってしまうことを避けることができます。