【FX】インジケータはたくさん表示させるべからず

こんにちは、Mr.Tです。

FXで勝てていない人のチャートを見ると、決まってごちゃごちゃとたくさんのインジケータが表示されています。実はインジケータはたくさん表示させると、判断の材料になるどころか誤った判断を生んでしまいます。

 「材料はたくさんあったほうがいい」という考えは、「情報は多いに越したことがない」という誤った思い込みによるものです。人間はそんなに多くの情報は処理することはできません。

最近では、書店に行けば『エッセンシャル思考』のような、いかに必要な情報だけにフォーカスして残りを捨ててしまうか、というような本が売れています。情報社会となって、無数の情報が飛び交う中で本当に必要な情報だけを見出すことの重要性に多くの人が気付き始めているのです。

人間は情報を処理しきれなくなるとどうするのか？…処理しきれなくなるとオーバーヒート状態となり、本当に必要で緊急な情報が入ってきたとしても、スルーしてしまうのです。これは大変危険な状態です。

FXトレードでも、インジケータをたくさん表示させることは、これと同じことなのです。たくさん見るものがありすぎて、結局は何も見ることができなくなります。その結果、本当に見るべき情報をスルーしてしまって損失につながるわけです。

トレードの場合はもっと悪いことに、ギャンブル的なトレードをしたいという人間の本質的な欲求が表面に出てしまい、インジケータの一面だけを見てギャンブルトレードをしてしまうことも多々起こります。つまり、「買いでエントリーしたい」と感じていたら、「買い」のための材料しか見えなくなってしまうのです。「売り」の材料が大きく主張していたとしても、目に入らなくなってしまいます。