【株式投資】間違った投資手法に注意!うねり取り(波乗り)は単純ではない
こんにちは、Mr.Tです。
ネット上は特にいろんな情報が飛び交っていますが、あたかも真実であるかのようにウソがはびこってしまっています。この株式投資の手法の一つである「うねり取り(波乗り)」という手法は、一見すると単純そうなので、ひっかかりやすいです。
「うねり取り(波乗り)」の概要としては、
- 一つの銘柄のみに絞って売買する
- 信用取引を使う
- 複数のポジションを常に持つ
- プロがやっても適当にエントリーしているように見える
- 「見かけ上」必ず利益が出るようにできる
ということが挙げられます。
ある特定の一つの銘柄だけに売買を集中させます。そして、タイミングを複数に分けて、ポジションを例えば「買い」ポジションを5つと「売り」ポジションを5つ…といった具合に決済をしてしまわないでポジションを増やします。ここまでが準備段階です。
そして、決済の段階では、「買い」と「売り」のポジションをセットにして同時に決済を行うようにします。多くの場合では、どちらかでは利益が出ていて他方では損失が出ていることになります。同時に決済をしてしまうことで、「利益」のほうを大きくなるようなポジションを選べば、必ず利益が出るように「見かけ上」することができます。
決済をした後ではまたエントリーをして、最初に決めたポジション数は常にキープしておくようにします。こうすると、上に述べたような決済の方法を使うことで、「見かけ上」必ず利益が出るようにできます。
しかし、このやり方が「おかしい」ことに気づいてほしいです。そもそも伝統的な「うねり取り(波乗り)」という手法はこんなものではありません。これでは必ず利益が出るように見せかけるだけの、単なるトリックにすぎません。
要するに、株を買った後に株価が下がってしまっても、またそこまで上がってくるまでに何年でも待てばいい…というようなことと同じです。