「新しいもの」が必ず「良いもの」なのですか?
こんにちは、Mr.Tです。
「今までにない」とか「最新の」とか言われると
無条件に「良いものに違いない!」と飛びつこうとする人がいます。
これって大変危険なことなので、注意を促したいと思います。
「新しい」と「良いもの」とは因果関係はないですよ。
よく本のレビューをアマゾンで見ると
「目新しいものは書いていなかった」として星1個とか付けてる人がいます。
なんで「目新しいものがない」と評価が悪いんでしょうか?
この人は、新しいものを求めて本を買った、ということになります。
その期待を裏切られたので評価を悪く付けたのでしょう。
評価というのはその商品が「良いか悪いか」ということで
「内容が新しいか既出なのか」で判断するものではありませんね。
要するに、こういうレビューを付ける人は
「新しい=良い」「既出=悪い」になっているというわけです。
これはこういうレビューを付ける人に限ることではなく、
かなり多くの人に見られる傾向でもあるので注意が必要です。
冷静に考えてみれば、古いものの方が価値があります。
単に「古い」だけではダメですが、
以前からあるものの価値を再認識するようなことは非常に重要です。
古いものの方が、何度も試練に耐えてきて、その効果は実証されているからです。
むしろ最新のものだと使われていないわけですから、
どんな予測できなかったトラブルがあるかわかりません。
なんでもかんでも「新しいもの」を追い求めるのはやめましょう。
「古い」という理由だけで「ダメだ」と決めつけるのもやめましょう。
大事なことは「良いか悪いか」なので、それが判断できる材料が豊富なのは
そもそも既出のものでないと難しいのです。
とりあえず新しい方を、、、
と思考停止して判断を失敗するのは終わりにしましょう。