ニュースを追うことには意味がない?それはなぜか
こんにちは、Mr.Tです。
はっきり言って、日々のニュースを追うことにはトレードにプラスの効果はもたらさないというのが現実です。これについて、今回は書いてみたいと思います。
FXや株式投資といったトレードを始めると、市況ニュースであるとか、とにかくニュースが気になってしまいます。新しい出来事をつかんで、他人を出しぬければ大きく利益が取れるのではないか、逆に、出来事を知るのが遅れてしまうと、他人に出し抜かれてしまうのではないか、そんな風に思うことも多いでしょう。
情報社会と言われて久しく、今はインターネットによってどんな人であっても情報の格差はなくなった…と言われています。しかし、これは本当なのでしょうか?
インターネットでの情報配信とはいえ、多くの場合、その情報を発信するのは新聞社などのメディアですよね。何かを企業が発表した場合、確かにその企業のホームページには載るのでしょうが、そんなものをいちいちチェックして発見するということはまず不可能でしょう。どんな場合でも、メディアに情報が集められて、その配信を見る…というのが普通の情報の受け取り方ではないでしょうか。
だとすると、あなたがその情報を手にした頃には、もう既にその情報は古いのです。その情報は市場に既に織り込まれているのです。せいぜいわかることは、「あのときに大きく動いたのはコレだったのか。。」ということくらいです。
ニュースはどこまで追ってもキリがありませんし、追ったところで他の市場参加者を出しぬけるものでもありません。逆に、ニュースが配信された時点で市場には織り込まれているわけですから、そのニュースをキャッチしなかったために他人に出し抜かれるということもないのです。
重要指標の発表であるとか、イベントがあって相場が乱れる可能性があるようなことだけをチェックしておけば、過度にニュースを追う必要はないでしょう。